AWEFのゲームいろいろブログ

ボドゲ関連はTwitterに書くことが多くなってしまったため、ここのブログはその他ゲームとかアニメとかいろいろです。

正体隠匿系で一部の役職のみ情報が得られる方法をシンプルにしたい

人狼をはじめとする正体隠匿系ゲーム。
このジャンルのお約束として、一部の役職は情報が多く有利、その分、知っていることがバレると敗北、というデザインが多いです。
人狼でいう人狼レジスタンス:アヴァロンのマーリン、など。

ところが、これをアナログゲームで実現するためには該当の役職のプレイヤー以外が顔を伏せるなどの非常に原始的なアプローチになっています。
これ自体が雰囲気作りとして面白いという人がいることもわかりますが、ゲーム進行上、いろいろトラブルの原因にもなりがちです。
気配とかでバレてしまったり、不正を働きやすかったり、オペレーションミスが起きやすかったり、なによりテンポが悪くなります。

この手のことはみんな課題だと感じてると思うんですが、これを解決しようとするアプローチがほとんどないのがもやもやしています。
スマホアプリでやればいいんじゃん、ってなって、アナログ要素がだんだん薄れていきそうで怖い)


で、これを解決するのは単純で、「役職決定とゲーム上有利になる情報をセットで渡せばいい」というものです。


オインクゲームのインサイダーの場合、「お題カードが配られた人がインサイダー」というルールにすればゲーム開始時のセットアップが非常に簡潔になります。
2013春ゲムマの傑作、ダウジング人狼のVersusの場合だと、「どの方向に動かすか指定するカードが超能力者」という感じです。

しかし、普通の人狼のように他のプレイヤーとの関係をカード一枚に集約するのは不可能、というのもわかります。
その場合は2回に分ける、あるいはカードの束をスリーブに入れてスリーブごと配る、などの手段で解決できます。
(最初に人狼のボスを決定、ボスは自分の左から順番に何番目が仲間の人狼か把握できていて、該当プレイヤーにカードを配る、など)

あまりに複雑な場合はゲーム的に成り立たないかもしれませんが、その場合は普通に遊ぶとして…。


とまぁ、とにかくこれくらいシステマティックにメカニズムを考えてほしいものです。
ほら、ファミレスとかで一斉に伏せだしたらびっくりするじゃないですか。
さらにシンプルにして、立ち話しながらでも簡単に遊べる正体隠匿系ゲームも考えてみたいものです。