AWEFのゲームいろいろブログ

ボドゲ関連はTwitterに書くことが多くなってしまったため、ここのブログはその他ゲームとかアニメとかいろいろです。

DSで一番面白いゲーム「スローンとマクヘールの謎の物語」の正しい遊び方

DSで一番面白いゲームの「スローンとマクヘールの謎の物語(以下、謎の物語)」なんですが、その正しい遊び方が知られていないようなので書いてみます。
説明書通りに1人で遊ぶのはクイズを解いているだけっぽいですが、実はチーム対戦型推理妄想垂れ流しゲームなのです。
正しい遊び方を下記にまとめますので、みなさん本当の「謎の物語」の面白さを体験してみてください。

「謎の物語」の正しい遊び方

    (6人で遊ぶ場合は最大8台のDSがあると理想)

準備

最初にプレイヤーを2チームに分けます。
各チームに「謎の物語」が入ったDSを配ります。
それぞれのDSでゲームを起動、プレイヤー全員がやったことない問題を選び、同じ問題をスタートさせます。
DSの音量はそれぞれの音を全プレイヤーが聞き取れるように大きめに設定します。
任意の方法で先行・後攻チームを決めます。

プレイ

各チームは「質問」を交互に行っていきます。どちらかが「回答」をするまで続けます。

  • 質問

自分のチームのDSを操作し、1つだけ質問することができます。
質問するときに単語を選んでいきますが、選んだ単語の先で出てくる単語や質問文を見て戻るのはNGです。
しょうもないキーワードしか出てこなくても、そこから言葉を選んで質問しましょう。
(ミスタッチの場合に止むを得えず戻るのはOKです。あまり厳しくしない範囲で)
質問の結果、はい/いいえ/すばらしい質問です(すば質)などを全員が聞き取れるようにします。
質問が終わったことを確認したら、もう片方のチームが質問を行います。
最低1つ以上のすば質をしたチームは「回答権」を得ます。

質問を考えたりする間、チーム内で相談することができます。
しかし、相手チームに聞かれてしまうとヒントになってしまうので、
筆談やピクトチャットを使うようにしましょう。

たまにメイドがすごいヒントを出してわりと台無しにしていきますが、それは愛嬌ということで。

  • 回答

「回答権」のあるチームは、質問の代わりに「回答します」と宣言することができます。
「回答します」と宣言したチームを「回答チーム」、もう片方を「確認チーム」とします。

確認チームは自分のチームのDSの「かいとうする」ボタンを押します。
確認チームはDSに表示される質問を読み上げます。(選択肢は伝えません)
回答チームは口頭で回答し、確認チームは回答に当てはまる選択肢を選んでいきます。
(当てはまるものが無いときは「もう少し具体的に!」など調整します)

最終質問が終わった後、「正しいようです」となった場合は回答チームの勝利です。
それ以外の場合は確認チームが最終回答に1度だけ挑戦できます。
(問題の内容・選択肢を把握した上で回答することができます)
確認チームの最終回答で「正しいようです」となった場合は確認チームの勝利です。
両チームが「正しいようです」以外になってしまった場合は、引き分けとなります。

答え合わせ

それぞれのDSで正解を確認します。
また、お互いのチームでどんな推理を進めていたか、すば質を導いた流れなどを話し合います。
とても楽しいです。

一通り話し合ったら、チームを入れ替えるなどして次の問題を始めましょう。

このゲームのいいところ

  • 対戦形式で遊べる

水平思考ゲームを対戦形式で遊べる、というのが画期的。
普通の水平思考ゲームは協力ゲームですが、この遊び方には勝ち負けがあるため、より「本気」になります。

  • 1手が重い

ゲーム的に質問の1つ1つが重く、推理の裏付けを取るために何を聞く必要があるか?などを熟考する必要があります。
一般的な水平思考ゲームでは、適当に質問をしながら外堀を埋めていくことが多いですが、謎の物語では推理してから確認するために質問する、という流れになります。
つまり、プレイヤーの推理力が非常に重要になります。

  • 協力が楽しい

チーム内の協力ゲームでもあり、推理や妄想をひそひそ話し合う必要があります。
この仲間意識がとにかく楽しい。

  • 出題者がいない

出題者がいないので、全員が遊ぶことができます。
出題が楽しいと言う人もいるでしょうが、そこはまぁおいといて。
また、問題がイマイチだったときにも、出題者をいじるのではなくストーンとマクヘール本人のせいにする、ということが可能です。

  • 判定が明確

水平思考ゲームは答合わせの時に、それだとさっきの回答はおかしいのでは…、となることがありますが、そういうブレが発生しません。
判定はソフトが明確にやってくれるので、質問や回答のニュアンスの違いなどでのちょっとした意識違いが生まれません。

  • 安い

DS2台は誰か持ってる前提なら、ソフト自体は中古でずいぶん安くなっています。
DS込みでも5,6000円もあれば一通り揃うので、そのへんのボードゲームと大して変わりません。
問題数も1+2で200問近くあり、かなり長く遊べます。

まとめ

上記のとおり、水平思考ゲームのかゆいところをきれいに解決してくれるとにかく楽しいゲームなのです。
ぜひ皆さん遊んでみてください。

弱点は、最低でも4人必要であるということと、遊ぶメンバーが変わるとゲームを始めるときにやったことない問題を探さないといけないのでちょっと面倒くさい、くらいでしょうか。
正直、このシステムでスマホアプリにして、基本無料10問+問題集10問100円とかで売ってくれたら超買います。
自分で作ろうにも、問題を考えるのがあまりに大変だし。


まずは移植でいいから、レベル5、作ってくれないかなぁー。